CentoOS7でlspciコマンドが使えない場合の対処方法

Linux(CentOS7)を最小構成で使用している状況で、

PCIバイス情報を確認するためにターミナルから「lspci」コマンドを実行したら、
"lspci: command not found"(lspciコマンドなんて知らねーよ!!)ってお返事が・・・(涙)

# lspci
-bash: lspci: command not found

原因をGoogle先生に手伝ってもらって調査してみると、

lspciコマンドを使うためのユーティリティ「pciutils」がインストールされていないとの事。

lspciコマンドが使えないとLPICのお勉強が先に進められないので、

ちゃっちゃとインストールしてみました。

root(管理者)ユーザーでログインしている状態で、下記コマンドを実行すると無事にインストールできました。

# yum -y install pciutils

ここまできたらroot様にはさよならして頂いて、一般ユーザーでログイン。

再度、lspciを実行してみる。

$ lspci

今度は、PCIバイス情報の表示に成功!
f:id:kanntannweb:20170326210529p:plain

$ lspci -vv

上記のように「-v]または「-vv」オプションを使うともっと詳細なPCIバイス情報を表示できます。


参考までにUSB情報を表示するための「lsusb」コマンドが使えない場合も、同様にユーティリティがインストールされていないのが原因なので、

コマンドが使えるように「usbutils」をインストールして対処しましょう。

# yum -y install usbutils

usbutilsのインストールが完了したら、「lsusb」コマンドを実行してみましょう。

$ lsusb

下記画像はrootユーザーで実行していますが、一般ユーザーで実行しても大丈夫です。
f:id:kanntannweb:20170326211947p:plain

「-v」オプションでUSBデバイスの詳細表示を行ってくれます。

$ lsusb -v

「-t」オプションでUSBデバイス階層構造をツリー状に表示してくれます。

$ lsusb -t